扁桃腺にできる膿栓の取り方

扁桃腺には膿栓とよばれるものがよく見られます。程度の差こそあれ、ほとんどの人にできていると言われますが、扁桃腺肥大の傾向がある人はこの膿栓が大きく膨らんでいる場合が多いです。

 

この膿栓とは扁桃腺から排出されたリンパ球や白血球、細菌類の死骸などが蓄積することによって出来上がります。

 

白っぽい色であったり、黄色がかっていたり、時には黄緑がかった色のことがありますが、いずれも喉の奥にある扁桃腺にくっついており、一見すると米粒がついているような、また膿が白くたまって膨らんでいるかのような見た目です。

 

臭い玉(膿栓)は取る必要はない

基本的には誰にでもあるものですので、何ら対処する必要はありません。

 

ただ人によってはこの膿栓が大きすぎて常に喉に違和感を感じたり、また頻繁に発熱や喉の痛み、腫れなどを繰り返すことがあります。
こういった場合は基本的に耳鼻咽喉科で膿栓を取り除く処置をしてもらいます。またこの膿栓は「くさい玉」と呼ばれるほどで、悪臭を発する原因となることがあります。

 

このためこの膿栓(または扁桃結石)が原因となって口臭を起こす場合もあります。

 

臭い玉(膿栓)は取る方法

扁桃腺の種類

この取り方としては、基本的には「膿を押しだす」といった方法がとられます。

 

受診する医療機関によって異なりますが、専用の器具で押さえるようにして取り除いたり、カテーテルのようなもので吸引したりといった方法が一般的です。

 

いずれにしても対処療法ですから、その後にまた同じ症状が起きる場合も多く、一度処置をうければもう大丈夫という類のものではありません。

 

また一部の人は、これの取り方として、自分自身で耳かきや何らかの棒を押しあてて取るという方法をとる人もいますが、これは喉の奥にある他の器官や、また扁桃腺自体にくっついているものだけに扁桃腺そのものを傷つけてしまう可能性が高いです。自己処理は危険が伴いますので決して行わないようにしましょう。

 

まれに咳などとともに口から飛び出してくる場合もありますが、こういった場合は問題ないでしょう。

 

扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法

以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。

 

切らずに治す慢性扁桃炎・扁桃腺肥大



 


 

扁桃腺にできる膿栓(くさい玉)の取り方記事一覧

口や鼻から異物を吸引した時に喉を守るというのが、扁桃の役割となっています。扁桃腺炎は、初期の段階で起きる体の異常を知らせる合図のような症状です。喉に侵入しようとする異物を捕まえる役割を果たしているのは、扁桃腺の表面にあるいんかというへこんだ部分です。このいんかには、侵入を防がれた食物のカスや、細菌の死骸が貯まってしまう事があります。この貯まったものを膿栓と呼び、口臭の原因となります。膿栓は、いんか...