喉に異物感・違和感…どんな病気が考えられる?

喉に異物感・違和感…どんな病気が考えられる?

あなたはただ、喉に違和感を感じるという理由だけで病院にかかりますか?もしかしたら、「ちょっと喉がおかしいな…でもまあ大丈夫かな」と易に考えてしまう方も多いのかもしれません。つばを飲むこともできないような強い痛みではなく、ちょっとした圧迫感や違和感程度では病気を治すよりも、病院に行く面倒さが勝ってしまうこともありますよね。

 

しかし、こうした喉に感じる違和感は時に喉だけでなく体の内部の病気に繋がっている恐れがあるのです。例えば、なんとなく喉に何か引っかかるような感覚があるという場合、考えられる病気としては「ヒステリー球」「 喉頭がん」「 逆流性食道炎」等が挙げられます。中でも「ヒステリー球」はストレスが溜まるとなりやすくなるもので、咽喉頭異常感症とも言われます。
この症状は実際に喉に何かがあるというよりは精神的な不安定さから感じてしまうもので、治療は抗うつ剤等を使って行われます。

 

逆流性食道炎からの喉の違和感

また、逆流性食道炎もインパクトあるネーミングのためか意外とポピュラーな病気ですよね。
その名のとおり、胃液が食道の方へ逆流してしまうことによって起こる病気です。
この場合、胃酸が食道の壁を刺激し、潰瘍ができてしまったり、炎症を起こしてしまうような状態になります。

 

喉の方にまで胃酸がこみ上げる時は、喉が焼けるような強い症状が見られることもあります。
これらは違和感が悪化して、比較的わかりやすい症状へと進化してしまう病気です。

 

最も怖いのはそれほど強い症状がでないまま取り返しのつかない状態になってしまう病気ですよね。それが「咽頭がん」です。
咽頭がんは腫瘍のできる場所によっては、それほど大きな自覚症状がないまま病気が進行してしまうことがあります。

 

しかも、喉や食道などにできるガンは転移しやすいとも言われており、気がついた時には全身に転移、手の施しようがない… ということにも成りうる非常に恐ろしい病なのです。みなさんも喉の違和感を感じるときは速やかに耳鼻科や咽頭科を受診して原因を突き止めておきましょうね。

 

扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法

 

以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。
切らずに治す慢性扁桃炎・扁桃腺肥大