喫煙者はiQOS（アイコス）使用で扁桃腺炎予防になるのか
タバコを吸っている喫煙者の方の中には、タバコを吸うと扁桃腺が炎症を起こして痛くなる。しかしタバコは中々止めることができない。という悩みを持っている方は多いかもしれません。
そんな喫煙者の方に効果があると言われているのが、紙タバコから電子タバコであるIQOSに変えれば、扁桃腺炎の予防になる。と言われています。
しかし本当にIQOSに変えるだけで扁桃腺炎から解放されるのでしょうか。
○タバコを吸うと何故扁桃腺炎が起こるのか
まず最初に、何故タバコを吸うと扁桃腺炎が起こってしまうのでしょうか。
タバコを吸うと扁桃腺炎が起こってしまう利用はいくつかありますが、まず一番に喉にある扁桃腺というものの役割は、口や鼻から入った雑菌などが体内に入ることを食い止めることです。
体外から異物を吸い込んで雑菌が入ると、扁桃腺が腫れて炎症を起こしてしまうのです。
つまりタバコを吸うということは、自ら異物を取り込んでいる状態であるので、必然的に扁桃腺炎が起こりやすい状態になってしまうのです。
タバコに含まれるタールには強い粘着性があり、一度喉に絡みつくと剥がれにくい性質を持っています。次の理由として、ニコチンがビタミンCを破壊しているという理由があります。タバコにはタール以外にもニコチンが含まれています。
ニコチンはビタミンCを破壊してしまうので、結果的に免疫力を低下させてしまうのです。これらのことから、タバコを吸うと何故扁桃腺炎が起こりやすいかというと、タールとニコチンというタバコに含まれる成分が大きな原因と言えるのです。
○IQOSはタールもニコチンも大幅に軽減されている
では何故紙タバコからIQOSに変えると扁桃腺炎が軽減されると言われるかは、IQOSは紙タバコに比較して、かなりタールもニコチンも軽減されているからです。
タールもニコチンもかなり軽いものになっており、タールに関しては紙タバコに比べて約9割も軽減されています。ですから、IQOSは紙タバコに比べて喉への負担が少なくなることから、扁桃腺炎の軽減に効果があるとされているのです。
○結論、本当にIQOSは扁桃腺炎の予防になるのか
データだけを見るとIQOSは扁桃腺炎の予防に大いに効果があるように感じます。
しかし紙タバコに比べてタールやニコチンが軽減されているとはいえ、IQOSという商品がタールもニコチンもゼロになっているわけではありません。
紙タバコに比べて少なくなっているだけで、タールやニコチンといった成分は含まれています。ですから喉が弱い方であれば、IQOSに変えても扁桃腺炎は発生してしまうこともあるようです。
ただしIQOSに変えたことによって、扁桃腺炎から解放されたという声も少なくありません。結論としては、IQOSで扁桃腺炎を予防できるかというと、それは人による。ということになります。
しかし紙タバコを吸っている喫煙者の方で酷い扁桃腺炎に悩まされている場合は、IQOSに変えることで予防できる可能性は十分にありますから、試してみる価値はあるかもしれません。
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