扁桃腺の病気治療薬としての漢方

扁桃腺の病気というものは、なりやすい体質の人と、そうでない体質の人にわかれます。
例えば子どものころから扁桃腺が弱いという場合は、大人になってある程度回復する人もいますし、そうでない人もいます。
また子どもの頃にあまり扁桃腺の肥大がみられるようですと、昔は摘出手術をすすめられたものですが、現代では免疫学的な理由からも摘出をせずに抗生物質などの薬で治療する方法を選択するようになっています。

 

しかしながらこの抗生物質で治療できるのは、現在の症状だけであり、その後に新たな病原菌に感染したときにはその都度対策をとる必要があります。

 

では扁桃腺が弱い体質の場合、炎症がおきないよう、発熱しないように祈るしかないのか、というとそうではありません。
少なくとも漢方の世界では「体質改善」を目的としていますので、扁桃腺が炎症しにくい体質になるように導いてくれるのです。この方法なら手術できない子どもであっても、また手術をしたくない大人であっても予防策として取り入れることができます。

 

扁桃腺の種類

 

漢方薬の扁桃腺への効果

またすでに症状がでてしまっている扁桃腺の治療としても漢方薬は効果を発揮してくれます。

 

特に馴染みが深いのは葛根湯とよばれる漢方でしょう。
風邪の初期症状に効果があるとして広く知られていますが、この薬は比較的体力があり発汗が無い場合の発熱・扁桃炎時に処方される場合が多いです。

 

この葛根湯に代表されるように漢方薬の種類は実に沢山あります。
扁桃炎に効果がるという漢方薬で有名なものだけでも、実は十数種類あるのです。
しかしその中から選べばどれでも良いというものではなく、個人個人のよくある症状、例えば発熱を伴うのか、痛みがあるのか、元来の体質はどうなのか、といった症状によって選択される薬が異なってきますので、専門としている医療機関などで相談して選ぶことが大切です。

 

扁桃腺が炎症を起こしやすいという体質自体を改善したいと考える人は、検討してみると良いでしょう。

 

扁桃腺摘出手術体験と、切らない治療法

 

以下の体験談では、扁桃炎を繰り返し摘出手術を行った親子のお話と、手術せずに慢性扁桃炎する方法を紹介しています。
あなたの症状と照らしあわせて、参考になさってください。

切らずに治す慢性扁桃炎・扁桃腺肥大



 


 

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