【扁桃摘出手術体験談】息子が睡眠時無呼吸症候群と診断されるまで

子供の扁桃腺肥大・摘出手術

 

睡眠時無呼吸症候群と診断されるまで。子供の扁桃腺肥大の怖さ

 

私の息子は、まさに扁桃腺が成長する時期と同じ、3歳の終り頃から症状が出始めました。
どんな症状がでるのか、どんなことに気をつければ良いのか参考になれば嬉しいです。

 

睡眠時無呼吸症候群と診断された息子の体験記

3歳の終り頃、一緒に寝ているのですが、寝ている時のいびきが大きいなと感じました。
風邪気味だから鼻水があるからだね。とそのまま気にすることなく過ごしていました。

 

1週間ほどそのような状態が続きました。毎日いびきがすごいので、寝ていると気になって眠れなくなってきました。
そしていびきと息遣いに耳が注目するようになりました。

 

「ゴッゴ………ゴォーー」

 

こんな感じの音でした。……の部分は呼吸が止まっている様子でした。
主人のいびきと似ています。
耳を近づけて息をしているか確認してみると、

 

やっぱり止まっている。

 

それから毎日息子の睡眠時にいびきを観察してみました。
そしてもっと情報を得るため幼児の無呼吸についてインターネットで調べ始めました。
その時はじめて、「幼児の無呼吸症候群」があることを知りました。
「睡眠時無呼吸症候群」と聞くと、太った成人男性のイメージだったので大変驚きました。

 

無呼吸症候群のチェック項目

  • 口呼吸
  • 朝起きることができない。
  • 昼間も眠たそう。
  • 落ち着きがなくイライラしている。
  • 吐くことがある。
  • 言葉が遅い
  • みぞおちがへこむ

上記すべてが当てはまりました。

 

間違いない。早くどうにかしなければ…

 

息子を睡眠専門の病院へ

耳鼻咽喉科に受診せず、近くにある睡眠専門の病院にいきました。

 

いびきに気付いたのが、1月半ば。
はじめて受診したのが2月始め。(およそ2週間ほどです。)
風邪などはひいていない通常の状態の時に受診しました。
その日は簡易検査として、喉の状態、漏斗胸がないか確認してもらいました。

 

先生は喉の状態見て
「第3度肥大です。大きいですよ。十分無呼吸の可能性はあります。」と言われました。
予想はしていたのですが、やはりショックは大きかったです。

 

そして、後日 夜寝ている間にデータをとる検査「終夜睡眠ポリグラフ検査」というものを受ける事になりました。
予約がとれたのは、約3週間後でした。いかに無呼吸症候群の患者さんが多いのかがわかります。

 

その3週間の間は、指先で酸素度が計れる器械を借りて計測しました。

 

「終夜睡眠ポリグラフ検査」当日

 

夜ご飯を食べてから、病院へ行き母子同室の個室に入りました。
まずは、子供を寝かせます。
終始部屋の中をカメラで監視された状態です。

 

子供が寝入ったのを見計らいスタッフの方が計測する準備を始めます。
いろいろな脳波や呼吸などを計る装置を体中に貼ります。
それを固定するために包帯やネットをかぶされ、見た目は重傷人のようです。
何本もぶら下がる線の先は、パソコンにつながれていてデータが録られていました。

 

寝入ってから、いつものいびきが始まります。
やっぱりひどい。と重傷者のような格好でいる我が子をみると、どうしてこうなってしまったんだろうと思ってしまいました。

 

そんな時、様子をみていた先生が入ってきました。
「お母さん、いつからこんな状態?ひどいね~この病院でこんなにひどいのは初めてですよ。すぐ手術です。重症ですよ。」
と言われ慌ててしまいました。

 

確かに、受診してからポリグラフ検査を受けるまでの3週間、どんどん悪化していたんです。

 

 

「終夜睡眠ポリグラフ検査」の結果

検査時間 8時間
覚醒指数 1時間あたり 23回
無呼吸・低呼吸の指数 1時間あたり51回

 

検査結果が出てから、先生から詳しい説明を受けました。
このままでは、成長にも影響がでること。
6歳までに治療をしないと知能の低下がでることなどを聞きました。

 

息子は4歳になろうとしている時でしたので、6歳まで扁桃腺は肥大傾向にあり、
手術をして小さくはするもののまだ6歳までは肥大する可能性があると聞きこのまま放っておけないと思いました。

 

結果を聞き、手術を決断

検査結果を聞いた時に手術を決断しました。

 

先生がおすすめする病院で予約をしてもらいましたが、ちょうど春休みも重なり予約がいっぱいでした。

 

学業に支障がでないように、長期休みを利用して手術を受ける方が多いそうです。
それでやっと取れた予約が4月中旬でした。
手術まで1カ月以上待ちました。

 

終夜睡眠ポリグラフ検査の費用(1泊)
中学生までは無料。大人の方で3割負担で16000円程度

 

 

 

私の息子が扁桃腺肥大による無呼吸症候群と診断されるまでの状態を読んで頂き、自分のお子様に当てはまる症状はないか確認してみてください。

 

早期発見。早期治療がお子様にとって大事です。
少しでも気にかかる場合は、耳鼻咽喉科あるいは睡眠専門クリニックを受診してみることをおすすめします。

 

>その5:病院からの扁桃腺摘出の手術の説明



 


 

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