扁桃腺除去手術の入院給付金について

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扁桃腺除去手術の入院給付金について

扁桃腺は通常、口内を細菌やウイルスから守る免疫機能を担っていますが、疲労や風邪などでその機能が弱まっている時に細菌等に感染すると、過剰反応をして肥大したり炎症することがあります。
こうなると40度近い高熱が出たり、扁桃腺に白い膿が広がったり、喉や耳の後ろ、首筋辺りに激痛を感じるようになります。

一度二度の発症であれば、抗生物質や鎮痛消炎剤の投薬による治療で済みますが、扁桃腺に細菌等が巣食って病巣化すると慢性的に炎症を起こすようになるほか、他の組織まで感染して悪影響を及ぼすことになるため、扁桃腺を全摘出する必要が出てきます。

扁桃線摘出手術

扁桃腺除去手術は手術前日から入院して検査し、全身麻酔をかけて行います。術後の経過により入院日数は異なりますが、一般的に手術前日から退院まで、9～10日程度かかります。
治療費は入院日数によって大幅に変化がありますが、健康保険の対象となりますので3割負担で10～20万円程度です。

任意の医療保険で手術費用がおりるかどうか

なお、任意の医療保険に加入していても、ほとんど全ての保険会社で扁桃腺の除去手術は手術給付金の対象外になっています。
ただし、入院給付金の対象にはなっていますので、入院日数に応じて保険金を受け取ることができます。保険会社や商品によって、入院何日目から給付金が出るのかが異なってきますので、分からない場合には保険証券や約款を確認するか、保険会社に直接問い合わせてみましょう。

なお、扁桃腺炎は上記の通り再発の可能性が非常に高いため、医療保険に加入する際には告知する義務があります。

過去に発症した場合には、加入時に発症時期と再発の有無、手術や入院などの有無についてきちんと告知しなければ、入院給付金を請求しても受け取ることができないばかりか、保険自体を失効することがあります。

また、所得や年齢、かかった治療費によっては、高額療養費の払い戻しの対象になることがあります。この場合、支払った治療費の一部が還付されます。